
LESSON #02
これは何?
Mi ez?
この話で学ぶこと
会話と訳
HUNGARIAN
A: Bocsánat, ez a Gellért szálloda?
B: Igen, az.
A: Milyen szálloda? Olcsó?
B: Nem. Elég drága.
A: Akkor jó, ugye?
B: Igen, nagyon jó. Tiszta és kényelmes.
A: Jó napot kívánok! Tanaka Taro vagyok.
B: Jó napot kívánok! Üdvözlöm Magyarországon. Ön japán, ugye?
A: Igen, japán vagyok.
B: Tessék a kulcs.
A: Köszönöm
B: Szívesen.
A: Tessék ez a szoba.
B: Elnézést, mi ez?
A: Ez? Ez a szekrény.
JAPANESE
A:すみません、これはゲッレールトホテルですか?
B:はい、あれです。
A:どのようなホテルでしょうか?安いですか?
B:いいえ。かなり高いですよ。
A:それでは、良い(ホテルな)のでしょう?
B:はい。とても良いですよ。きれいで、快適です。
A:こんにちは。田中太郎です。
B:こんにちは。ハンガリーへようこそ。日本人でしょうか?
A:はい、日本人です。
B:どうぞ、鍵です。
A:ありがとうございます。
B:どういたしまして。
A:どうぞ、こちらがお部屋です。
B:すみません。これは何ですか?
A:これですか?これはタンスです。
単語
akkor
それでは
az
あれ
bocsánat
すみません
drága
高い
elég
かなり
elnézést
(何かたずねようとして)すみません
ez
これ
igen
はい
japán
日本の,日本人,日本語
kényelmes
快適な
kulcs
鍵
mi
なに
milyen
どのような
olcsó
安い
szálloda
ホテル
szekrény
タンス
szívesen
どういたしまして,心より
szoba
部屋
tessék
どうぞ
tiszta
きれいな
üdvözöl
挨拶する(ようこそ)
ugye
〜でしょう?
vagyok
私は〜です(1人称単数)
コピュラ動詞
コピュラ動詞とは「~は~だ」という意味を持つ動詞のことです。すなわち、英語でいうbe動詞にあたります。そして前回、存在動詞として登場した"van"がハンガリー語のコピュラ動詞としても働きます。be動詞もvanもどちらも、存在動詞としての意味「~にいる・ある」と、コピュラ動詞としての意味「~は~だ」、を持っているというわけです。
"van"の活用の仕方は前回お伝えした通りですが、もう一度確認しておきましょう。以前同様、1人称と2人称の場合であれば、主語を省略することが多いです。(日本語と似ていますね。)
単数 | 複数 | |||
1人称 | én ~ vagyok | 私は~だ | mi ~ vagyok | 私たちは~だ |
2人称(カジュアル) | te ~ vagy | 君は~だ | ti ~ vagytok | 君たちは~だ |
2人称(フォーマル) | Ön ~ | あなたは~です | Önök ~ | あなたがたは~です |
3人称 | ő ~ | 彼、彼女は~だ | ők ~ | 彼らは~だ |
例文:
- Diák vagyok. 「私は学生です」
- Magyár vagy? 「君はハンガリー人ですか」
- Magyarok vagyunk. 「私たちはハンガリー人です」
- Kedvesek vagytok. 「君たちは優しい」
上の表の中で、線で消してある部分があることに気が付いたでしょうか?ハンガリー語では、フォーマルな2人称と3人称において、コピュラ動詞は省略されます。(ちなみに現在形でのみ省略が可能です。)
したがって、vanやvannakに出会ったとき、それは存在動詞として使われているはずということになります。
存在動詞:
- Péter jól van. 「ピーターは良く存在するよ=ピーターは元気だよ」
- Itt magyarok vannak. 「ここにハンガリー人たちがいる」
コピュラ動詞
- Magyarok kedvesek. 「ハンガリー人たちは優しいです」
コピュラ動詞の否定文
ハンガリー語の否定文は、否定するものの前に"nem"を置くことで成立します。「~は~ではない」という意味を伝えたいのであれば、コピュラ動詞を否定すればよいので、コピュラ動詞の前に"nem"を置きます。
- Nem vagyok tokiói. (私は東京出身ではありません)
- Nem vagy debreceni. (君はデブレツェン出身ではない)
- Ön nem van budapesti. (あなたはブダペスト出身ではありません)
- Nem vagyunk tokióiak. (私たちは東京人ではない)
- Nem vagytok budapestiek. (君たちはブダペスト出身ではない)
- Ők nem vannak kedvesek. (彼らは優しくない)
地名の後に-iをつけると「~(出身)の」という意味の形容詞になります。Tokió 「東京」 - tokiói 「東京(出身)の」
- Ószaka 「大阪」 - ószakai 「大阪(出身)の」
- Budapest 「ブダペスト」 - budapesti 「ブダペスト(出身)の」
- Debrecen 「デブレツェン」 - debreceni 「デブレツェン(出身)の」
ハンガリー語では名詞だけでなく、形容詞にも複数形が存在します。主語が複数形の場合は述語も複数形になるという規則があります。(単語の複数形への変形の仕方はのちの課で学習します。)
- 主語:mi (私たち) → 述語:tokióiak(tokióiの複数形)
- 主語:ti (君たち) → 述語:budapestiek (budapestiの複数形)
- 主語:Ők (彼ら) → 述語:kedvesek (kedves「優しい」の複数形)
否定するものの前に"nem"をつけるということでしたが、例えば最初の例文を次のように書き換えたら、どういう意味になるでしょうか?
- Nem tokiói vagyok
この文の場合、「東京出身」を否定していることになります。私たち日本人の感覚では元の例文と同じ意味になると思われます。しかしながら、ハンガリー人の感覚では2つの文は違う意味になります。
最初の例文は「私」と「東京出身」の関係"vagyok"を否定していて、後の例文は「東京出身」という事実を否定しています。「東京出身」は否定されましたが、「私は~だ」の部分はまだ何も手を加えられていない状態です。したがって、ハンガリー人の頭の中では「東京出身」の代わりとなる表現をそのあとに期待することになるのです。例えば、
- Nem tokiói vagyok, hanem ószakai. 「私は東京人ではない、大阪人だ」
- Nem diák vagy, hanem tanár. 「君は生徒ではない、先生だ」
- Ő nem Péter, hanem Gábor 「彼はペーテルではない、ガーボルだ」
という風に、文章を続けなくてはならないというわけです。この構文"Nem ~ van動詞, hanem ~"「~ではなく~だ」はよく使われる構文です。
もし、hanem以降を言わずに発現を止めてしまったら、相手から"hanem?"「それで?」と聞き返されることでしょう。
冠詞(néveló)
冠詞とは名詞が特定の物を指しているのか、指していないのかを表すために、名詞の前に置かれる言葉のことです。英語でいうところの"the"や"a"にあたります。
- I read the book. 「私はその本を読んでいる」(本が特定されている)
- I read a book. 「私はある本を読んでいる」(本が特定されていない)
特定されていることを示すための冠詞のことを、定冠詞といいます。一方、特定されていないことを示す場合、不定冠詞といいます。(ちなみに、数えられない名詞の前に付いて、特定されていないことを示す場合は部分冠詞と呼びます。)次の表はハンガリー語での冠詞の使い方を表しています。
単数 | 複数 | |
定冠詞 | Ez a szék.「これがその椅子です」 | Ezek a székek.「これらがその椅子です」 |
不定冠詞 | Ez egy szék.「これは椅子です」 | Ezek székek.「これらは椅子です」 |
部分冠詞 | Ez szék.「これは椅子です」 | Ezek székek.「これらは椅子です」 |
定冠詞"a"は、付いている名詞のはじめの文字が母音である場合は"az"に変化します。("the"は子音の前では「ざ」、母音の前では「じ」と発音しますが、その区別と似ていますね。)
そもそも、冠詞が付かない場合もあります。その状態を無冠詞と言います。定冠詞、不定冠詞、無冠詞で意味合いの違いを比べてみましょう。
- 定冠詞:A könyvet olvasom. 「私はその本を読んでいる」
- 不定冠詞:Egy könyvet olvasok. 「私はある本を読んでいる」
- 無冠詞:Könyvet olvasok. 「私は読書している」
不定冠詞では不特定ではあるものの、ある1つの個体を示していました。しかし無冠詞の場合は、不特定かつ1個体を示してもいないので、上のように動詞"olvas"「読む」と結びついて、一つの動詞に一体化してしまいます。
英語と同様、定冠詞が付く名詞とつかない名詞が存在します。次の表には、その二つのグループにそれぞれ分類される代表例を記しました。
定冠詞が付く | 定冠詞が付かない |
山:a Gellért-hegy「ゲッレルート山」 | 市町村:Nyitra「ニトラ市」 |
定冠詞を付けるか付けないかによって意味が変わることがあります。下はその一例です。
- Ez az út visz a Nyitrára. 「この道はニトラ川の方に行っている」
- Ez az út visz Nyirára. 「この道はニトラ市の方に行っている」
指示代名詞
指示代名詞とは「あれ」や「これ」、「それ」などといった、ものや方角などを指し示すために使われる代名詞のことです。以下にその例を書いておきます。
- ez 「これ」
- az 「あれ」
- Ez könyv. 「これは本です」
- Az is könyv. 「あれも本です」
- Mi ez? Ez szótár. 「なにこれ?これは辞書です」
- Mi az? Az térkép. 「なにあれ?あれは地図です」
名詞の前に指示代名詞が付くと、その間に必ず定冠詞"a/az"が付きます。
- 指示代名詞+定冠詞+名詞
- Ez a diák japán. 「この学生は日本人です」
- Az az orvos magyar. 「あの医者はハンガリー人です」
疑問文のイントネーション
肯定文のイントネーション
ハンガリー語のイントネーションは文の最初が高く、文末に近づくほど低くなっていきます。太字になっている部分が強調される部分です。
- Ez a diák magyar. 「この生徒はハンガリー人です」
Yes/No 疑問文のイントネーション
この文を「はい」か「いいえ」で答える疑問文にする際は、イントネーションが変わります。最後から2音目が強調されます。
- Ez a diák magyar? 「この生徒はハンガリー人ですか?」
疑問詞がある疑問文のイントネーション
疑問詞とは、「どうして」や「どのように」といった、その文が特定のことを問う疑問文であることを表す言葉のことです。この言葉があればその文は疑問文であるということが確定しているので、イントネーションに変化をつける必要はありません。したがって肯定文と同様に、イントネーションは最初が高く、後に行くほど低くなっていきます。
- Mi ez? 「これは何?」
"tessék"「どうぞ」の使い方
"tessék"「どうぞ」は頻繁にかつ、様々な場面で使われます。"tessék"が使われる場面を確認しましょう。
- 何かを差し出して:Tessék! 「どうぞ」
- 誰かがドアをノックした時、それにこたえて:Tessék! 「どうぞ」
- 電話がかかってきて:Halló, tessék! 「もしもし、どうぞ」
- それにこたえて:Tessék! Bilik Éva. 「はい、どうぞこちらビリック・エーヴァ」
練習問題
EXERCISE 1
(1)例にならって、「あなたは~ですか?」「君は~かい?」「私は~です」と言ってみましょう。
例)magyar
- Ön magyar?
- (Te) magyar vagy?
- (Én) magyar vagyok.
japán 「日本の」
kínai 「中国の」
koreai 「韓国の」
vietnami 「ベトナムの」
indiai 「インドの」
mongol 「モンゴルの」
amerikai 「アメリカの」
angol 「イギリスの」
francia 「フランスの」
holand 「オランダの」
spanyol 「スペインの」
svéd 「スウェーデンの」
osztrák 「オーストリアの」
orosz 「ロシアの」
lengyel 「ポーランドの」
cseh 「チェコの」
szlovák 「スロヴァキアの」
német 「ドイツの」
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ANSWER
"japán"の場合
Ön japán?
(Te) japán vagy?
(Én) japán vagyok.
EXERCISE 2
2)「AではなくBだ」の構文を練習しましょう。
例)én / diák / tanár → Nem diák vagyok, hanem tanár. 「私は学生ではなく、先生です」
1:én / író「作家」 / riporter「リポーター」
2:te / óvónő 「保母」 / tanárnő「女教師」
3:Péter / politikus 「政治家」/ művész「芸術家」
4:Lukács úr 「ルカーチさん」/ sofőr 「運転手」/ szakács「料理人」
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ANSWER
1: Nem író vagyok, hanem riporter.
2: Nem óvónő vagy, hanem tanárnő.
3: Péter nem politikus, hanem művész.
4: Lukács úr nem sofőr, hanem szakács.