INDICATOR
施設別治療アウトカム指標
病院ごとの死亡率・再入院率など
- 測定の単位
- 施設
- 制度への組み込み
- 研究のみ
- 分母は何か/誰が落ちるか
- 当該施設の患者。日本ではほぼ公開されず、低症例数はマスキングされる
- 空白の埋めにくさ
- 見通しが立っていない
- 優先度
- 0.7(1 × 2 ÷ 3)
指標監査で確かめたこと
記事とは別の出所この欄は、記事の執筆ではなく指標監査(2026-08-20)で直接確かめたもの。 記事由来の証拠とは出所が違うので、分けて記録している。
有効性の根拠は確かめられていない
医療DXがこの空白を埋めるかを検証した。工程表・全国医療情報プラットフォーム図・電子カルテ情報共有サービスの技術解説書と概要案内・診療所向け標準仕様書・二次利用ワーキンググループの資料・医療法等改正の成立報告、あわせて399頁を機械的に数えたところ「施設別」は0回であった。ただし「語の不在は概念の不在ではない」という限界がある。二次利用ワーキンググループは「診療所を含む医療機関における患者のアウトカム情報について、転院等の場合も含めた長期間の分析ができない」と空白を正確に名指ししており、対応方針も置かれ、令和7年法律第87号で仮名化情報の利用・提供の法的足場もできた。すなわち収集の層は前進している。埋まっていないのは公開の層である。なお第11回で見たとおり、施設単位の死亡指標そのものが型6を抱えており(警報11件中10件は誤報、人工股関節では必要症例数2,668件を満たす病院が1%未満)、空白があることと今ある道具で埋めるべきことは別の命題である
7 空白
記事で確かめたこと
2分母が対象を落とす
- 医療費が増えても、医療の質が上がるとは限らないDPC対象病院ですら部分的、少症例はマスキングされる
7そもそも測られていない
- 医療DXは、測定インフラの欠如を埋めるのか医療DXの計画文書・仕様文書あわせて399頁に「施設別」が0回。収集の層は前進しているが、公開の層はどの文書にも現れない
- 情報は集められているのに、なぜ統計にならないのか開示はされるが集計されないという同型の構造
- 『静かな持続可能性の危機』は、本当だったのかほぼ公開されず、質を検証する手段自体が乏しい
- 医療費が増えても、医療の質が上がるとは限らないDPC対象病院ですら部分的、少症例はマスキングされる
まだ確かめていない型
1 定義/3 閾値/4 交絡/5 反応性/6 単位
ここが空欄なのは「問題がない」という意味ではなく、「調べていない」という意味である。