INDICATOR
がんの告知率
がんと診断された患者本人に病名が伝えられた割合
- 測定の単位
- 個人
- 制度への組み込み
- 政府統計
- 分母は何か/誰が落ちるか
- 調査による。院内がん登録は登録対象施設の診断例
- 所在
- 院内がん登録全国集計(2016年診断例から項目化)
- 空白の埋めにくさ
- 既存データで埋まる
- 優先度
- 6.0(3 × 2 ÷ 1)
指標監査で確かめたこと
記事とは別の出所この欄は、記事の執筆ではなく指標監査(2026-08-20)で直接確かめたもの。 記事由来の証拠とは出所が違うので、分けて記録している。
有効性の根拠は確かめられていない
推移を示す公的統計が存在しない。患者調査には告知の項目が無く、受療行動調査が測るのは「医師から説明を受けた」(外来96.4%)であって告知ではない。全国がん登録は罹患と生存率のみで、院内がん登録の項目[470]の互換情報欄に対応項目「なし」と明記されている。唯一あるのが院内がん登録全国集計の「病名の告知の有無」で、2016年診断例から(94.9%→2018年96.1%)。「かつては家族に先に伝えていたが、今は本人に伝える」という語りの前半について、告知率としての全国データは無い。ただし再調査(2026-08-20)で、別角度から測った公的な系列が一つ見つかった——終末期医療に関する調査が医師に「まずどなたに説明をしますか」と訊いており、「家族に説明する」は平成10年58.8%(n=1,577、回収率50.8%)、平成15年50.9%、平成20年33.6%と推移している。告知率ではなく自己申告だが、会話の相手を測った唯一の系列である。この設問もその後の調査には無い。また平成4年度の人口動態社会経済面調査(悪性新生物)が死亡票ベースの全国遺族調査として告知を測っていたことは書誌から確定するが、紙媒体のみで到達できず、e-Statにも厚生労働統計一覧にも収録がない(廃止済み)。内閣府の世論調査は健康・医療分野の全90調査に告知の設問が一度も無い。さらに患者体験調査は報告書自身が「『病名の告知あり』とされていない患者は除外した」と記しており、構造的に非告知者を測れない
2 分母7 空白
記事で確かめたこと
2分母が対象を落とす
- 死をめぐる会話は、誰が引き受けているのか推移を示す公的統計が無い。院内がん登録の項目化は2016年診断例から。代替は「まず誰に説明するか」の医師の自己申告のみ(家族に説明する: 1998年58.8%→2008年33.6%)
7そもそも測られていない
- 死をめぐる会話は、誰が引き受けているのか推移を示す公的統計が無い。院内がん登録の項目化は2016年診断例から。代替は「まず誰に説明するか」の医師の自己申告のみ(家族に説明する: 1998年58.8%→2008年33.6%)
まだ確かめていない型
1 定義/3 閾値/4 交絡/5 反応性/6 単位
ここが空欄なのは「問題がない」という意味ではなく、「調べていない」という意味である。