INDICATOR
認知症高齢者の日常生活自立度
認知症のある高齢者の日常生活の自立の程度(ランクI〜M)
- 測定の単位
- 個人
- 制度への組み込み
- 法令/診療報酬
- 分母は何か/誰が落ちるか
- 評価された者
- 所在
- 平成18年4月3日 老発第0403003号。認知症ケア加算はランクIII以上、認知症患者リハビリテーション料はランクM
- 空白の埋めにくさ
- 既存データで埋まる
- 優先度
- 12.0(3 × 4 ÷ 1)
指標監査で確かめたこと
記事とは別の出所この欄は、記事の執筆ではなく指標監査(2026-08-20)で直接確かめたもの。 記事由来の証拠とは出所が違うので、分けて記録している。
有効性の根拠は確かめられていない
監査で見つかった、制度上の実像。日本の制度が実際に読んでいるのは HDS-R でも MoCA-J でもなく、この自立度である。認定調査員テキスト2009改訂版(令和6年4月改訂、169頁・空白を除いて120,097字)と介護認定審査会委員テキスト2009改訂版(令和3年4月改訂、68頁・55,093字)を全文検索したところ、「長谷川」「HDS」「MMSE」「MoCA」「神経心理」「知能検査」「認知機能検査」の出現回数はいずれも0で(全角・半角の両方、画像ページはPNGに描画して目視でも確認)、診療報酬でも認知症ケア加算はランクIII以上、認知症患者リハビリテーション料はランクMで動いている。すなわち神経心理検査は「検査として点数がつく」だけで、給付を開閉するゲートにはなっていない。ゲートはこのランクである。にもかかわらず、ランクの判定基準の導出根拠と評価者間信頼性の検証には到達できていない
3 閾値7 空白
記事で確かめたこと
1定義が一つでない
- 認知症の重さは、何で決まっているのか1993年の通知が導出を書かず、同じ通知が「医学的判定とは必ずしも一致しない」と明記している。給付と報酬を左右する基準でありながら、評価者間信頼性の公表根拠は2021年の単施設研究1本のみ(全体κ=0.62、ランクごとの完全一致率はⅡa 47.4%・Ⅱb 46.7%。ただしこれはランク単位の一致であって「Ⅱ以上」の二分での一致率ではない)
3閾値が現象から来ていない
- 認知症の重さは、何で決まっているのか1993年の通知が導出を書かず、同じ通知が「医学的判定とは必ずしも一致しない」と明記している。給付と報酬を左右する基準でありながら、評価者間信頼性の公表根拠は2021年の単施設研究1本のみ(全体κ=0.62、ランクごとの完全一致率はⅡa 47.4%・Ⅱb 46.7%。ただしこれはランク単位の一致であって「Ⅱ以上」の二分での一致率ではない)
7そもそも測られていない
- 五十九年かけて、条文になった一語同上。判定基準は通知にあるが、評価者の研修規定すら置かれていない
- 認知症の重さは、何で決まっているのか1993年の通知が導出を書かず、同じ通知が「医学的判定とは必ずしも一致しない」と明記している。給付と報酬を左右する基準でありながら、評価者間信頼性の公表根拠は2021年の単施設研究1本のみ(全体κ=0.62、ランクごとの完全一致率はⅡa 47.4%・Ⅱb 46.7%。ただしこれはランク単位の一致であって「Ⅱ以上」の二分での一致率ではない)
まだ確かめていない型
2 分母/4 交絡/5 反応性/6 単位
ここが空欄なのは「問題がない」という意味ではなく、「調べていない」という意味である。