ハンガリー日記

生活/2026-06-26

荷物はロッカーで受け取る?ハンガリーの宅配事情

ハンガリーに来て驚いたことのひとつが、ネットショッピングの荷物が「家のドア」ではなく「街角の機械」に届くことが多いという点です。最初に荷物が届くと聞いたときはてっきり配達員が来るものだと思っていたのですが、実際にはショッピングモールやスーパーの前に置かれた無人ロッカーに格納され、自分でコードを入力して取り出す方式が主流なのだと知りました。今回はその代表格である「Foxpost」というサービスについて書いてみます。

街のあちこちにある無人ロッカー

Foxpostは2014年にエゲルで創業した会社で、現在はハンガリー全土の商業施設や住宅街などに数百か所規模のロッカー網を展開しているそうです。ブダペスト市内でもスーパーの出入口や駅の近くで、銀色の大きなロッカーがずらりと並んでいる光景をよく見かけます。24時間いつでも荷物の受け取りや発送ができるのが売りで、仕事や授業で日中家にいない人にとってはありがたい仕組みだと感じます。

受け取りはSMSのコードひとつで

使い方はいたって簡単です。荷物がロッカーに届くと、登録した電話番号にSMSで通知が来て、その中に受け取り用のコードが記載されています。ロッカーのタッチパネルにそのコードを入力すると該当する扉が自動で開く、という流れです。鍵や専用カードは不要で、受け取り期限も数日程度の余裕があるようなので、通知が来てすぐ取りに行けなくても焦らずに済みます。

日本の宅配ボックスとの違い

日本のマンションの宅配ボックスは「自分の建物の中にある」ものですが、ハンガリーのFoxpostは街中の共有インフラという感覚に近いです。配送会社や住んでいる建物を問わず、近所のロッカーを指定先として選べるのが大きな違いだと思います。再配達という概念自体が薄れるので、配達員と時間を合わせる必要がないのは留学生にとっても気楽です。一方で、コードを失効させてしまったり、ロッカーが満杯で別の場所を案内されたりすることもあるそうなので、通知が来たら早めに動くのが安心です。

最初は「荷物は人から受け取るもの」という思い込みがあったので少し戸惑いましたが、慣れてしまえばかなり便利な仕組みです。これからハンガリーで生活する人がいたら、まずは近所のFoxpostロッカーの場所を確認しておくと、ネットショッピングがぐっと身近になると思います。