生活/2026-06-05
ハンガリーのスーパー、何が違う?日々のお買い物事情
ハンガリーに来てはじめて一人でスーパーに行ったとき、戸惑ったことがいくつかありました。野菜の量り売り機、見慣れないラベルの牛乳、そしてレジの猛スピード。旅行者にとっても留学生にとっても、現地のスーパーを知ることは"生活"への最初の一歩です。今回は、ハンガリーのスーパーマーケット事情を留学生の目線でご紹介します。
主なスーパーチェーンを把握しよう
ハンガリーには日本のイオンやセブンイレブンのように、いくつかの大手チェーンが街を支えています。Tesco(テスコ)はイギリス発の大型スーパーで品揃えが豊富、Spar(スパル)は市内中心部に多く焼きたてパンコーナーが充実しています。節約したいならAldi・Lidl(アルディ・リドル)というドイツ系ディスカウントスーパーが断然安くてお得。住宅街にはPenny Marketも多く、肉・乳製品が安く手に入ります。地元系の小型スーパー(CBA・Príma・Reálなど)は毎日の買い足しに便利です。深夜や祝日は「ABCショップ」と呼ばれる24時間コンビニが頼りになります。
知っておくと助かる買い物のルール
まず大前提として、レジ袋は無料ではありません。エコバッグの持参が基本です。また、野菜・果物は自分で計量機に通してバーコードシールを貼るセルフ量り売り方式が一般的。初めてのとき、シールを貼らずにレジへ向かってしまい、店員さんに「あれ?」という顔をされたのは懐かしい思い出です。
Aldiのレジはとにかく速い。商品をスキャンするスピードが想像以上で、袋に詰める間もなく次々と商品が流れてきます。地元の人たちはカゴをふたつ持参して対策済み。最初は戸惑いますが、すぐに慣れます。支払いはカードが使える店がほとんどですが、小さな地元系スーパーや市場では現金(フォリント)が必要なこともあるので、少し持ち歩くと安心です。
乳製品コーナーは要注意!
ハンガリーの乳製品コーナーは種類が多く、読めないラベルに最初は混乱します。覚えておきたい単語を整理しておきましょう。Tej(テイ)が牛乳、Kefir(ケフィール)は乳酸菌飲料で見た目は牛乳に似ていますが飲んでみると酸っぱい(コーヒーに入れると悲劇になります)、Tejföl(テイフェル)はサワークリームでスープやラーンゴシュにかけて食べます。Túró(トゥーロー)はカッテージチーズに近いフレッシュチーズで、スイーツやパスタに使われます。ラベルをよく確認するか、翻訳アプリを活用するのがおすすめです。
市場(マーケット)も生活の一部
スーパーと並んで、ハンガリーの日常に欠かせないのが屋内市場です。ブダペスト最大の中央市場(Nagy Vásárcsarnok)は観光地としても有名ですが、地元の人も普通に野菜やハムを買いに来ます。パプリカ、アカシアのハチミツ、ソーセージ類など、ハンガリーならではの食材が手頃な値段でそろっていて、週末の午前中に訪れると活気があって楽しいですよ。
スーパーでの買い物は最初こそドキドキするかもしれませんが、慣れてしまえば日本と大きく変わらない日常の営みです。エコバッグを持って、量り売り機にも動じず、Aldiのレジをさばけるようになったころには、あなたもすっかり「ハンガリーの生活者」になっているはずです。

