生活/2026-06-12
ブダペストで部屋を借りる——アパート探しのリアル
ハンガリーに留学・移住すると決まったとき、最初の大仕事が「部屋探し」です。ブダペストは東欧の中でも人気の都市で、ここ数年で家賃がぐっと上がりました。それでも西欧や東京と比べればまだ手が届きやすく、コツをつかめば快適な住まいが見つかります。今回は、ブダペストでアパートを借りるときのリアルな話をお届けします。
家賃の相場はどのくらい?
2026年前半時点のブダペストの家賃をざっくり整理するとこんな感じです。ワンルーム(スタジオ)を一人で借りると月450〜650ユーロ前後、1ベッドルームのアパートなら550〜750ユーロほどが目安です。留学生に人気なのはルームシェアで、個室1部屋なら月350〜450ユーロ程度から見つかります。さらに節約したい人向けのコリビングスペース(キッチンやラウンジを共有するシェアハウス型)は月200〜350ユーロと最も手頃で、外国人同士のコミュニティもできやすいのが魅力です。
注意しておきたいのが光熱費の扱い。ハンガリーでは家賃に水道・電気・ガス・インターネットが含まれていないことが多く、別途月50〜100ユーロほどかかります。「家賃安い!」と思って飛びつくと後から思わぬ出費になるので、契約前に必ず確認しましょう。
どうやって部屋を探す?
ブダペストで部屋を探すとき、現地の人がよく使うのが Ingatlan.com というハンガリー語のポータルサイトです。物件数が豊富で、地図検索もできます。英語で探したい場合は Facebook のグループ(「Apartments for Rent Budapest」「Budapest Expat Housing」など)が活発で、オーナー直接やり取りの物件が多く手数料ゼロで借りられることも。Uniplaces や Nestpick といった国際的な学生向けプラットフォームも英語対応で使いやすいです。
タイミングも重要で、9月の新学期に合わせて7月ごろに市場が一気に動きます。この時期は競争が激しくなるため、渡航の2〜3か月前から動き始めると選択肢が広がります。
契約前に気をつけること
ブダペストで多いトラブルが退去時のデポジット(保証金)返還問題です。入居当日に部屋の傷・汚れをくまなく写真や動画で記録しておき、オーナーとも共有しておくことが後々のトラブル防止になります。契約書はハンガリー語で書かれていることが多いので、英語版を要求するか、信頼できる人に翻訳してもらいましょう。「修繕費の負担はどちらか」「ペット可か」「鍵の複製はよいか」といった細かい条件も口頭ではなく書面で確認するのが安心です。
また、ハンガリーではlakcímkártya(住所登録カード)という住所証明の手続きが必要なことがあります。ビザや銀行口座開設に使う書類なので、オーナーに協力してもらえるかどうかを契約前に確認しておきましょう。
エリア選びのヒント
ブダペストはドナウ川を挟んで「ブダ」と「ペスト」に分かれています。静かで緑の多い住宅街を好むならブダ側、カフェや交通の便を重視するなら大学や観光地が集まるペスト側(特に5〜9区)が暮らしやすいと言われます。物件価格はブダの高台エリアの方が高め。留学生の多くはペスト側のフラットに住んでいることが多いようです。
家賃の上昇は続いていますが、工夫次第で生活コストを抑えることは十分可能です。早めに情報収集を始めて、自分に合った住まいをじっくり探してみてください。ブダペストでの新生活、きっと楽しいものになりますよ。

