生活/2026-06-19
ボトルがお金に?ハンガリーのデポジット制度
ハンガリーに来てしばらく経った頃、近所のスーパーの入り口に黄色い大きな機械が置かれていることに気づきました。最初は何の機械か分からず素通りしていたのですが、よく見ると「REpont」という文字とペットボトルや缶のイラストが描かれています。実はこれ、ハンガリーで2024年から始まった、容器のデポジット(預り金)制度の回収機でした。今日はこの制度について、留学生目線で紹介してみます。
何を返却できるの?
このデポジット制度の対象になるのは、主にアルミ缶、ペットボトル、ガラス瓶といった飲料容器です。お店でこれらの飲み物を買うと、商品の価格にあらかじめ少額の預り金が含まれていて、空になった容器をREpontの機械に戻すと、その分がクーポンとして返ってくる仕組みです。すべての飲料がこの制度に対応しているわけではないので、容器にREpontのマークがあるかどうかを見て確認するのがポイントだと、地元の友達に教えてもらいました。
使い方は意外とシンプル
使い方は、まず機械の前でボトルや缶のバーコードを読み取り、投入口に入れるだけです。1本入れるごとに画面に金額が表示され、最後に「終了」を押すとレシートのようなクーポン券が出てきます。このクーポンはそのスーパーでの買い物時にレジで提示すると、支払い額から差し引いてもらえます。現金として戻ってくるわけではありませんが、ちょっとした買い物の足しになるので、ボトルや缶を捨てる前に一度試してみる価値はあると思います。
従来のゴミ分別とのちがい
ハンガリーには元々、ゴミを色分けして出す分別システムもあります。集合住宅では緑(一般ゴミ)、青(紙類)、黄(プラスチック・缶などの資源物)といった色のコンテナが用意されていることが多いのですが、デポジット対象の容器は、この資源ゴミとは別にREpontへ持っていく必要があります。最初は「資源ゴミに入れてしまえばいいのでは」と思っていたのですが、対象容器はきちんと機械に戻すことで初めてリサイクルの輪に入る仕組みになっているようです。
留学生にとっては、最初は少し戸惑う制度かもしれませんが、慣れてしまえば飲み物を買うたびに容器を捨てずに取っておく習慣がつきます。スーパーに行く機会があれば、ぜひ黄色いREpontの機械を探してみてください。日々のちょっとした節約と、環境への小さな貢献になるはずです。

