ハンガリー日記

/2026-06-01

ハンガリーの国民的屋台飯、ラーンゴシュ

ハンガリーに来たら、一度は食べてほしい屋台グルメがあります。それがラーンゴシュ(Lángos)。平たくのばしたパン生地を油でこんがり揚げた料理で、ハンガリー人にとっては「子どものころから食べてきた懐かしい味」という存在です。名前の由来はハンガリー語で「炎」を意味する láng(ラーング)。かつてはパン窯の炉口近くで焼いていたことからこの名がついたとも言われています。

どこで食べられるの?

ラーンゴシュは市場や屋外フェス、遊園地、ビーチなど、人が集まるところなら必ずといっていいほど売っています。ブダペストの中央市場(Nagy Vásárcsarnok)2階の屋台は観光客にも有名で、ランチタイムには長い列ができることもあります。価格はトッピングによって変わりますが、1枚あたり数百円程度で手軽に食べられます(価格は変動するので目安としてください)。

生地はジャガイモやヨーグルトを練り込むのがハンガリー流で、外はカリッと、中はふんわりもちもちとした独特の食感に仕上がります。揚げたてを渡してもらって、その場でほおばるのがいちばんおいしい食べ方です。

トッピングがいろいろ楽しい

定番トッピングのトップはサワークリーム+すりおろしニンニク+チーズの組み合わせ。こってりとしながらも、ニンニクの香りとチーズの塩気が揚げパンとぴったり合います。ほかにも、シンプルに塩だけ、またはジャムや粉砂糖をかけた甘い版も人気です。最近はブダペストを中心に、アボカドやチリソースなどのモダンなトッピングを用意するお店も増えてきました。

  • 定番:サワークリーム・ニンニク・チーズ
  • 甘い系:ジャム・粉砂糖・ヌテラ
  • シンプル:塩のみ
  • モダン系:チリ、アボカド、スモークサーモンなど

家でも作れる!

実はラーンゴシュは家庭でも作りやすい料理です。ゆでたジャガイモをつぶして小麦粉・イースト・塩と合わせてこね、発酵させたあと平たくのばして揚げるだけ。材料はシンプルで、特別な道具も不要。週末の朝ごはんや、友人を招いたホームパーティーにもぴったりです。ハンガリー人の友人宅でごちそうになると、かならずトッピングをいくつか用意してくれて、みんなで好きなものを選ぶのが楽しいひとときになります。

ラーンゴシュはハンガリーの「おなかも心も満たしてくれる食べもの」の代表格です。旅行中に見かけたら、ぜひ揚げたてを試してみてください。シンプルな材料から生まれる、あのカリッともちっとした食感はきっと忘れられない味になるはずです。