INDICATOR
家庭血圧の基準値
家庭で測定した血圧の、高血圧と判定する基準
- 測定の単位
- 個人
- 制度への組み込み
- 告示・通知・ガイドライン
- 分母は何か/誰が落ちるか
- 測定した本人
- 所在
- 高血圧治療ガイドライン(日本高血圧学会)
- 空白の埋めにくさ
- 既存データで埋まる
- 優先度
- 4.0(2 × 2 ÷ 1)
指標監査で確かめたこと
記事とは別の出所この欄は、記事の執筆ではなく指標監査(2026-08-20)で直接確かめたもの。 記事由来の証拠とは出所が違うので、分けて記録している。
有効性の根拠が確かめられた
辻一郎ら(Am J Hypertens 1997;10(4 Pt 1):409-18)が地域住民1,913人を平均5.0年追跡し141死亡から導出した、世界初の予後基準による家庭血圧基準値。原著は「This is the first report proposing reference values for home BP measurement based on prognostic criteria」と記す。日本発・アウトカム由来。ただし再調査(2026-08-20)で分かったことが二つある。第一に、導出値は137/84であって運用値135/85ではない。日本高血圧学会「家庭血圧測定の指針 第2版」は137/84(総死亡基準)と138/83(心血管死基準)を並べたうえで「the JSH 2004 proposed a home BP of 135/85 mm Hg as a criterion of hypertension. This criterion is consistent with that of the international guidelines」と書いており、丸めたとは書いていない。第二に、JSH2019・JSH2025 の本文は辻ら1997を引用しておらず(全文検索で0件)、135/85の典拠は IDHOCO メタ解析である。今井潤自身が総説で「There is no evidence to support these target HBP levels」と書いている
1 定義
記事で確かめたこと
1定義が一つでない
- 閾値は、どこから来たのか1,913人・5.0年・141死亡から導かれた137/84。原著が「分布から引いた従来の基準値」との違いを明示している
2分母が対象を落とす
- 地域を分母にする、と言うとき、何が分母になっているのか世界初の予後基準を生んだ大迫研究の分母は、全人口の22.2%だった
まだ確かめていない型
3 閾値/4 交絡/5 反応性/6 単位/7 空白
ここが空欄なのは「問題がない」という意味ではなく、「調べていない」という意味である。
有効性の根拠として挙げられているもの
- 地域を分母にする、と言うとき、何が分母になっているのか世界初の予後基準を生んだ大迫研究の分母は、全人口の22.2%だった
- 閾値は、どこから来たのか1,913人・5.0年・141死亡から導かれた137/84。原著が「分布から引いた従来の基準値」との違いを明示している